エンターブライズ系エンジニアはWeb系にバカにされている
Web系の人たちと接すると時々感じるものをぶちまけてみようと思います。
スピード感が違う
何かあればすぐ対応を行うのがWeb系では原則だと思います。
で、エンタープライズ系は計画を練って、あーだ、こーだして、1週間後、1ヶ月後対応着手とか。
実態は、半分本当で半分嘘です。
最近、エンタープライズ系はなんちゃってアジャイル開発からちゃんとしたスクラム開発まで取り込んできています。
費用うんぬんはありますが、実はWeb系並みにスピード感が求められる現場が増えてきていて、そのあたりの感覚に差がありません。
ただ、古き良き(?)開発もたくさん残っていますので、半々ぐらいかな、と思っています。
デザインがダサい
Web系の人によく言われました。
しかし、世の中エンタープライズを取り巻く環境が随分と変わってきたため以下のような変化が起きています。
昔:機能 > 動作速度 >> デザイン
今:動作速度 ≧ デザイン > 機能 *1
見た目は利用者のモチベーションにも関わることや、クラウドサービスやパッケージ製品の場合は見た目が良くなければ、どんな良い製品であっても訴求力に欠けてしまうこともあり、デザイナーに依頼するなど以前とは比較にならないほど要求レベルが上がっています。
これとは別件ですが、AppleやGoogleがデザインガイドを公開していることや、bootstrapのような素人でもそれっぽいものが作れるなど全体的にハードルが下がっていることも要因かもしれません。
特定技術のみしか知らない
それはWeb系の人間だろ、と反論したくなる人もいると思います。
Web系の人の言い分
銀行のシステムのバッチ開発とか部分的にしかやってないから、インフラからコーディングまで幅広くできない。
それに比べてインフラからコーディングなど幅広い知識を要求され、それをスピード感を持って対応している我々の方が技術力が上だ。
エンタープライズ系の人の言い分
Apacheインストールして、サーバ立てたぐらいの経験でインフラエンジニア気取りして欲しくない。コードだって特定用途しか書いたことがなくて、いろんな機能を作れるだけのレベルを持ち合わせているのだろうか。
しかも最近のエンタープライズ向けサービス開発はWeb系の開発と全く遜色がなく、むしろ基幹システムなどいろいろなシステム経験がある自分たちの方が技術力が上だ。
完全に個人差です
Web系だろうがエンタープライズ系であろうが、純然なる技術だけで言えば、経験できることに違いはそれほど変わりません。
どちらにしても、経験年数を重ねるとやらなければならないが増え、フルスタックエンジニア*2のような人たちが増えてきます。
得手不得手の分野はあることや、それぞれ個人差があるためなんとも言えませんが、お互いの主張は無意味で、平均とったら同レベルぐらいじゃないかな、と思っています。
バカにしても仕方ない
エンタープライズ系のエンジニアはWeb系のエンジニアをバカにしている傾向もあり、お互いがお互いの事をよく知らないので裏でコソコソとバカにし合っているように感じます。
私はエンタープライズ向けのパッケージ製品の開発からWebマーケティングのみで販売するようなクラウドサービスの開発、運営をやっていますのでお互いがお互いの事を知らないのは不幸だな、と思ってこの記事を書きました。