エンタープライズIT系エンジニアのぼやっきー

特にまとまりもなく、色々なことをぼやきます。最近はオープンソースの業務系システムに興味あり。

ferretのCRMツール16選を分析、ツッコミ

以下がたまたま目に止まってモヤモヤしたので、ツッコミを入れます。
無知だったのだろうか、それとも作為的なんだろうかわからないが、CRMを比較したことがある身としては見過ごせない気がしています。
ferret-plus.com

※以下は2015/12/18 13時時点の情報を元に書いています。

掲載の順番がよくわからない

eセールスマネージャーの順番がR-CRM、顧客創造Approachよりも下

Sales CloudやDynamicsCRMが上位に来るのは、知名度からしても納得します。
しかし、eセールスマネージャーはCRMとしてもそれなりに高機能であるにも関わらずこれほど下に持ってくる意味がわかりません。

また、文頭にあるリードナーチャリングの面でも十分に使い易い機能があります。*1

なお、カスタマーリングスより上かどうかと言われると、カスタマーリングスの方が「顧客管理」「リードナーチャリング」の視点からすれば上に見えます。

eセールスマネージャーよりもSynergy!が下

「顧客管理」「リードナーチャンリグ」の視点であればSynergy!がeセールスマネージャーよりも上のような気がします。
ただし、CRMという枠でみればeセールスマネージャーの方が圧倒的に高機能なためこういう順番になったのかもしれません。

ここは賛否分かれそうです。

BusinessViewを入れた意味がわからない

BusinessView自体をよく知らないので、私の勘違いかもしれませんが、サイトの情報を見る限りコールセンターに特化したアプリケーションのように見えます。
他の紹介が汎用性の高いCRMであるにも関わらず、業種に特化したCRMを入れたのかわかりません。

また、J2EEフレームワークの採用は利用者に何もメリットをもたらさないので、さらに違和感を覚えます。

だったら、他の会社だってフレームワークを使っているでしょうから、Springの採用、Playframeworkの採用、CakePHPの採用、Larabelの採用、Ruby on Railsの採用...とか言い放題になってしまうでしょう。

Sansan, Skydesk, F-RevoCRM, VtigerCRMが入っていない

CRMGoogle検索するとSansanは出てこないので納得かもしれません。
一時期、SansanってCRMとか自称していたような気がしますが・・・。

どちらにせよ、Skydeskは1ページ目に表示されているので、知らなかったとは思えません。
文頭の「顧客管理」「リードナーチャリング」の意図からしても除外する理由がないと感じます。

また、F-RevoCRMも4ページ目に位置しているため、スポンサーになりえないオープンソースを意図的に除外したと感じます。
仕方ないと言えば、仕方ないが応援しているこちらとしては18選にして一番下にF-RevoCRMとVitgerCRMを入れて欲しかったと思います。


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CRM構築はオープンソースのF-RevoCRM -エフレボシーアールエム-

*1:ただし、オープンソースのMauticやパイプドビッツ社のSpiralなどの製品と比較するとMarketing Automationの領域までは作り込まれていない。