エンタープライズIT系エンジニアのぼやっきー

特にまとまりもなく、色々なことをぼやきます。最近はオープンソースの業務系システムに興味あり。

会社の成長に前向きになれない人

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ごくごく当たり前の話ですが、企業の成長を目指していますか?

労働時間が短くてラクをしてお金が貰えればそれが最高、仕事よりもプライベートばかりに終始している人はいませんか?

雇われ経営者やサラリーマンだからと言って、そんな状況では経営者も現場の人も誰も生き残れません。

当たり前だとわかっているのに、なぜ企業の成長を目指せない人がいるんでしょうか。

そして、その人たちを一人でも多く会社の成長に貢献させるためにはどうしたらいいのでしょうか。

成長にも種類がある

企業が成長することは単純に新しい商品などで爆発的な広がりを見せたりすることだけではありません。

日々の危機感や課題を愚直に改善することで、品質の向上、コストの低下など様々な面で影響を及ぼし、結果として売上や利益が上がる=成長するという形もあります。

会社の成長=課題への取り組み

私のオススメは天才的アプローチ(とても魅力的でキャッチーな商品の開発)ではなく、凡人的アプローチ(課題を愚直に解決する)です。

なぜならば、確実に一定の効果を得ることができ、人のレベルに左右されづらいためです。時にはそれが変化して天才的アプローチが生み出されることもあります。 

そのため、潜在的な危機感を顕在化させて、課題として取り組むことが地道ながら確実に会社の成長に繋げる方法です。

危機感は誰が持っているのか?

どんなに売上が伸びて、どんなに楽に利益が上がったとしても、必ず誰かは危機感を持っています。

これからも売上を保つためにはどうしたら良いか、あるいは下がってしまった売上をどうやって回復させるか、利益率がじわじわと悪くなってきている、そんな悩みの中に危機感が隠れています。

皆さんも感覚的に理解している通り、会社の中で誰かしらが必ず危機感を持っています。

危機感から課題への顕在化

危機感から課題に顕在化させる方法は様々です。

例えば、社員へのアンケートや社内掲示板書き込みで募集や経営者などが部下に具体的課題として取り組むように命令するなどです。このようなことは一時的なイベントとして行われることが多く、業務に追われていると行われない場合が多くなります。

いずれにせよ共通点は経営者サイドと現場サイドのコミュニケーションを解消していることではないでしょうか。それであれば、両者の行動を変えれば、イベントではなく日常的に危機感を共有し、課題として取り組める可能性があります。

経営者と現場の状況

現場に危機感を伝えきれていない

会社の役員や部長などの上層部は会社=自分たちにとって都合の悪い事実を隠したがります。

その割には部下などには報告を求め、それができていないと報告・連絡・相談が出来ていない、社会人としての基本がなっていないと叱咤しています。

このような感じでお互いがお互いを信用していない状況が生まれているのではないでしょうか。

曖昧な情報共有や噂レベルで何かしらの課題を知っていても、そんな状況では現場は他人事だと思うでしょう。

経営者が現場の危機感を知らない

これは全く真逆の話です。

現場は肌感から、売れなくなる時期が近づいている、こんな無駄な投資ばかりしていては企業が成長するどころか、衰退してしまうかもしれない。愛想をつかせてやめていく社員が増えている。

そんな状況から業務の改善などの新しい取り組みが必要だと感じている人たちがいます。

しかし、経営サイドは売上等の数字ばかりしか見ず、当社は成長路線に乗っている、このままで何とかなると考えていたりします。

現場の気のせいなら良いですが、その声が届かずに会社が業績不振に陥ってリストラがあった会社に過去10年で2社所属していましたので、こういう経営者も一定数いることは間違いないでしょう。*1

とにかくお互いに言葉が足りていない

経営サイドから現場へ

もし、経営サイドで危機感があるのであれば、確固たる「数字」を元に現場に説明を行うべきです。極端な話ですが、売上高が毎年減って○年後の○○年×月△日に人員整理が必要になるとか言ってみたらどうでしょうか。

そのことによって、離れていく人もいるでしょうが、変革の意志と明確なインセンティブを示してあげればついてくる人も大勢いるはずです。

また、現場と経営者の距離(物理的なものを含めて)縮めて物事を言いやすい環境を考えてみたらいかがでしょうか。

現場から経営サイドへ

現場は経営者に対して懸念点を伝えてみたらどうでしょうか?

上司などマネージャーに言っても揉み消されてしまうかもしれませんので、役員など思い切って話みるのも良いかもしれません。ただ、親しくなければ口頭ではなくメールを送ってみるのが良いでしょう。

考え方としては、何も言わないよりも言って見てダメだったら考えてみるぐらいで良いと思います。もし、それによってイジメや嫌がらせなどの問題が起きたら、早くその会社を辞めるべきです。あなたの貴重な時間をそんなクズに使う必要はありません。

物事を推進するスキームが生まれる

ただ、言えることはお互いの危機感、課題意識を共通認識にすることで、物事を推進していくスキームが作られていきます。この状態になると1回限りで終わるわけではなく、絶え間なく課題が顕在化する中で一緒に解決していく人たちと解決までのサイクルになります。

やることが明確になり、行動が変わる

物事が推進されるスキームが作られることで、今まで課題の取り組み方がわからなかった人や取り組まなかった人たちが何をすれば良いか明確になることで行動が変わっていくことが多々あります。また、他の人がやっていることを真似ることで前向きに行動できる人が増えます。(残念ながら変わらない人もいます。そういう人は何をしても変わらないので、時間を掛けるだけ無駄です。)

 

これは精神論でもなんでもなく、成功のためのプロセスとして重要なことです。

成長する企業では当たり前のことであり、成長せずに衰退していく企業に足りないと感じています。

 

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*1:私が会社を見る目が無さすぎですが。